2006年11月08日
我的根魚卸し方紹介
さて、今回唯一の釣果であるクロソイを使ってケイさんの宿題をやることにしよう。
みなさんがやっている卸し方とは若干違うものになっているであろうが、まあ参考程度にしてもらえば良いかと。写真が多くなるので少々重くなりそうである。
①魚を良く洗う

全ての基本。ぬめりをよく取る。ものぐさの為うろこはそのまま。
洗い終わったら水気を良く取る。
②三枚卸開始。えらに刃を入れる。

あご下のえらの継ぎ目に刃を入れ外す。「かま」とえらの継ぎ目にも刃を入れ外す。その断面から水平方向に刃を入れ「かま」から腹を開く。
③えらごと内臓を取り、水洗いしてきれいに拭く。


手でえらをむしり取ると内臓も一緒に付いて来る。針が飲まれている時には注意。あら汁にする時にはこの時点で肝などを取っておく。ベイトチェックも忘れずに。その後水洗いして血を流し、水気をきる。
④頭を落とす。

「かま」ごと頭を卸します。あら汁にする場合、かまを外し2つに割る。頭はあごの部分を外し廃棄。残りを2つに割っておく。てこの原理を使う。
⑤尻びれから刃を入れ背骨まで身をはがす。


感覚としては、骨の上をなぞるような感じで。添え手に力が入らないように注意。豆腐を扱う位に優しくしてね!
⑥そのまま腹骨を外して背身をはがしていく。


ここからが一般的では無いと思うところであるが、要は腹開きの要領。この後、皮を切り離せば2枚卸の出来上がりである。
⑦ひっくり返し、尻びれの上に刃を入れ身をはがす。


その後背骨の上をなぞりながら腹骨も外す。腹骨は切るのではなく背骨との継ぎ目を外すように。この時刃を深く入れると骨に身がたっぷりと残るので注意。腹骨を外す時は包丁を上方向に立てるといい感じに背骨をなぞれていい感じ。
⑧さらにひっくり返し、背びれの付け根から刃を入れ身をはがす。


この時既に背骨からみが外れているはずなので骨の上をなぞるだけで身が取れる。扱いは優しく。
⑨皮を引く

写真を良く見てくれると分かるが、右手の親指で刃をしっかりと固定することで成功率が上がる。
⑩中骨を切り離す。

ここまでで卸し方は完了。我の場合、この状態でペーパーに包みバットに乗せラップをかけ保存する。
⑪そぎ切りにする



写真を良く見てもらうと分かるが、⑩で刃を入れた断面が左上に向いて、皮面が下になっているのが分かると思う。そぎ切りの場合、この置き方と切り方はどんな場合でも不変である。
後は包丁の角度の調整で大きさをコントロールする。あとは経験と工夫である。
以上!健闘を祈る!
みなさんがやっている卸し方とは若干違うものになっているであろうが、まあ参考程度にしてもらえば良いかと。写真が多くなるので少々重くなりそうである。
①魚を良く洗う

全ての基本。ぬめりをよく取る。ものぐさの為うろこはそのまま。
洗い終わったら水気を良く取る。
②三枚卸開始。えらに刃を入れる。

あご下のえらの継ぎ目に刃を入れ外す。「かま」とえらの継ぎ目にも刃を入れ外す。その断面から水平方向に刃を入れ「かま」から腹を開く。
③えらごと内臓を取り、水洗いしてきれいに拭く。


手でえらをむしり取ると内臓も一緒に付いて来る。針が飲まれている時には注意。あら汁にする時にはこの時点で肝などを取っておく。ベイトチェックも忘れずに。その後水洗いして血を流し、水気をきる。
④頭を落とす。

「かま」ごと頭を卸します。あら汁にする場合、かまを外し2つに割る。頭はあごの部分を外し廃棄。残りを2つに割っておく。てこの原理を使う。
⑤尻びれから刃を入れ背骨まで身をはがす。


感覚としては、骨の上をなぞるような感じで。添え手に力が入らないように注意。豆腐を扱う位に優しくしてね!
⑥そのまま腹骨を外して背身をはがしていく。


ここからが一般的では無いと思うところであるが、要は腹開きの要領。この後、皮を切り離せば2枚卸の出来上がりである。
⑦ひっくり返し、尻びれの上に刃を入れ身をはがす。


その後背骨の上をなぞりながら腹骨も外す。腹骨は切るのではなく背骨との継ぎ目を外すように。この時刃を深く入れると骨に身がたっぷりと残るので注意。腹骨を外す時は包丁を上方向に立てるといい感じに背骨をなぞれていい感じ。
⑧さらにひっくり返し、背びれの付け根から刃を入れ身をはがす。


この時既に背骨からみが外れているはずなので骨の上をなぞるだけで身が取れる。扱いは優しく。
⑨皮を引く

写真を良く見てくれると分かるが、右手の親指で刃をしっかりと固定することで成功率が上がる。
⑩中骨を切り離す。

ここまでで卸し方は完了。我の場合、この状態でペーパーに包みバットに乗せラップをかけ保存する。
⑪そぎ切りにする



写真を良く見てもらうと分かるが、⑩で刃を入れた断面が左上に向いて、皮面が下になっているのが分かると思う。そぎ切りの場合、この置き方と切り方はどんな場合でも不変である。
後は包丁の角度の調整で大きさをコントロールする。あとは経験と工夫である。
以上!健闘を祈る!
Posted by tibayan at 23:41│Comments(4)
│雑談
この記事へのコメント
ちばやん、先日はお疲れ様でした。
ちばやんが釣っていた向かい側の防波堤も、音沙汰無しでした。
カレイ類はそろそろ良い時期に入ってきたようですね!(刺身最高でした)
根魚の方は、30cmクラスは結構あたるのですが、それ以上のはムラがあるようです。(時合&潮の動き&防波堤の位置の見定めが肝要かと)
魚の卸し方、とても参考になりました。
私と違うのは、腹側から包丁を入れるところでした。(私はいつも背から入れてます)
ところで、先日私が釣った縞々の魚の正体が判明しました。
色々調べてみたところ、マハタのようです。(老齢魚になるとカンナギになる魚です)
幼魚ではありましたが、マハタが釣れると言うことは急深の磯場沖の根周りでカンナギが釣れるのでは・・・・・
今年の私の釣果は、今まで釣ったことのないような珍しい魚が結構掛かっています。
海の様子が急変しているのでは・・・と気に掛かる今日この頃です。
ちばやんが釣っていた向かい側の防波堤も、音沙汰無しでした。
カレイ類はそろそろ良い時期に入ってきたようですね!(刺身最高でした)
根魚の方は、30cmクラスは結構あたるのですが、それ以上のはムラがあるようです。(時合&潮の動き&防波堤の位置の見定めが肝要かと)
魚の卸し方、とても参考になりました。
私と違うのは、腹側から包丁を入れるところでした。(私はいつも背から入れてます)
ところで、先日私が釣った縞々の魚の正体が判明しました。
色々調べてみたところ、マハタのようです。(老齢魚になるとカンナギになる魚です)
幼魚ではありましたが、マハタが釣れると言うことは急深の磯場沖の根周りでカンナギが釣れるのでは・・・・・
今年の私の釣果は、今まで釣ったことのないような珍しい魚が結構掛かっています。
海の様子が急変しているのでは・・・と気に掛かる今日この頃です。
Posted by キクチャン at 2006年11月09日 12:37
Re:キクチャン
いやいやお疲れ様でした!
カレイもこれからますます好調になりそうですね!
Rockの方もそろそろ水温も適正に近づいて来ているのでもうすぐですよね。
あの卸し方は結構独特かもしれませんね。
でも小魚系にはかなり有効と考えておりますです。
未確認情報ですが、県内沖合いでかんなぎ、出るらしいですよ・・・。
いやいやお疲れ様でした!
カレイもこれからますます好調になりそうですね!
Rockの方もそろそろ水温も適正に近づいて来ているのでもうすぐですよね。
あの卸し方は結構独特かもしれませんね。
でも小魚系にはかなり有効と考えておりますです。
未確認情報ですが、県内沖合いでかんなぎ、出るらしいですよ・・・。
Posted by ちばやん at 2006年11月09日 21:48
ちばやんさん、忙しい中根魚卸し方を
教えて頂きありがとうございます。
早速真似して練習します!
今月の「ゼンクラ」見たら、偶然にも卸し方が載ってましたが、
「ゼンクラ」よりも「新・ちばやんの三陸釣行記」の方が、
写真も多く分かり易い思うのは私だけでしょうか?
本当にありがとうございました!
教えて頂きありがとうございます。
早速真似して練習します!
今月の「ゼンクラ」見たら、偶然にも卸し方が載ってましたが、
「ゼンクラ」よりも「新・ちばやんの三陸釣行記」の方が、
写真も多く分かり易い思うのは私だけでしょうか?
本当にありがとうございました!
Posted by ケイ at 2006年11月19日 21:57
Re:ケイさん
まいどです!
ゼンクラに載ってましたね~。
魚の卸し方は「料理人」と「魚屋」でも違うし、魚屋同士でも卸し方が微妙に違うものと思います。どちらが優れているとは一概には言えませんが、魚屋の方が、効率的で歩留まりが良い(身が残りにくい)と思われます。
頑張ってみて下さい。
まいどです!
ゼンクラに載ってましたね~。
魚の卸し方は「料理人」と「魚屋」でも違うし、魚屋同士でも卸し方が微妙に違うものと思います。どちらが優れているとは一概には言えませんが、魚屋の方が、効率的で歩留まりが良い(身が残りにくい)と思われます。
頑張ってみて下さい。
Posted by ちばやん at 2006年11月25日 20:33
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