少し考えて欲しい。
久々に納得の行く釣果があった。
書きたい事が盛り沢山なのだが、いかんせん睡魔が我の邪魔をしておる。
本格的な釣行記のうpは明日にしようと思う。
今回はこの場を借りてちょっと怒りの一人言に付き合って頂きたい。
釣りは誰でも楽しめるレジャーであると認識している。
各漁港も一部を除き基本的には公共の場であるから、マナーを守れば大概の人々は自由に釣りを楽しむ事が出来ると我は思う。
しかしながら、自由といっても、「漁師の方々対釣人」・「釣人対釣人」の不文律は決して犯してはならないと我は思うのである。ここで言う不文律とは、なにも難しい事を指しているのではなく、一人前の大人として常識ある判断があれば、簡単に遵守されてしかるべき物を指している。我はこの事を他人に強制するつもりではないことを先に言っておこう。
昨晩の話である。
夜のイカを当て込んでの釣行で、先日好釣果のあった漁港に訪れたが、イカの姿は見当たらなかった。そこで先に情報を入手した漁港への移動を決断したのである。その漁港は、昨年のクロソイ騒動で問題になった漁港であった。当時、ここにリンクの貼ってあるサイトの方にも書き込んだのだが、相当マナーの悪さが目に付き、終いには窃盗まで行う輩が出没したものである。
ともあれその漁港へと移動し、ポイントへ目掛けて歩いていると、シーバス狙いの方々であろうか、普段ではあまり見かけない場所で窮屈そうにキャストを繰り返していた。不思議に思いながらも先端目掛けて歩いていくと、そこには衝撃の光景が広がっていた!
時刻は22時過ぎであった。
そこには小さな子供連れの4人家族が釣りを楽しんでいた。結構なことだ。
100歩譲って時間の事は問題には敢えてしない。楽しい思い出に出来るのならば。
しかし、先端から10m、道具を散らかして場所を占有するのはどうかと思う。
それに飽き足らず、「集魚灯と称して発電機+普通のスポットライト」で辺り一面照らしていた。
しかも丁寧に他人が釣っているポイントも照らし出し、ポイントを潰してくれた。
さらに、ここを鴨川か長良川と勘違いしたのか、投網まで投げ出す始末。
やってくれますこの家族・・・もといこのお父さん。この方のお宅では、「他人に迷惑を掛けない」という教育はしないのであろうか?それとも将来の権力者を目指して帝王学を学ばせ、ジャイアニズムを叩き込んでいるのであろうか?そんな親を見て育つ子供達。成長の暁に周囲への迷惑など鼻にも掛けずに傍若無人に振舞う子供達をめを細めて誇らしげに思う親達。世間の迷惑家族の出来上がりである。
投網が始まった時には本当に気でも触れたかと思ったものだ。
ここで我であったらどう振舞ったか一つずつ振り返ってみよう。
まずは「自分の道具の整理整頓」。
これは基本である。漁港であるならばなおさらである。これは単に他の釣人の邪魔をしない為に行うのではなく、一つには公共の場の使用モラルであり、もう一つには自己防御の為でもある。漁港、特に防波堤の上は平面スペースが限られている上、その場所を優先的に使って良いのは漁師の方々である。決して釣人ではないのである。それに暗がりの中自分の道具を踏み壊してしまう事も考えられる。その点も気を付けたい所である。
次に「集魚灯の使い方」。
これは、短絡的に海面を照らしておけば良い物では断じて無い。むしろ魚を散らしてしまう原因になる。どうしても集魚灯を使いたい場合には、まず一つに「集魚灯は専門の物を使うこと」もう一つ「暗くなる前に集魚灯を付けておく」事が大事である。専用の物を正しく利用すれば、素晴らしい釣果が期待できるものである。考えて見て欲しい。自分が暗闇の中、何の前触れも無く目の前でサーチライトで照らし出されたらどう思うのか?常夜灯であれ集魚灯であれ暗くなる前から焚いているから魚が集まるのであって、急に点けたからといって魚が集まるものでは断じてない。周りを良く見て欲しい。理屈を知っている夜釣りの人は、ヘッドランプの明りすら水面に落としていない筈である。
「投網」に関しては、流石に言葉が無い。
どうしてもやりたい場合には、どこか誰もいない場所でやって欲しい。最悪最低でも一言お断りがあっても良いはずである。
とにかく、ポイントに入った順番などこの際問題ではない。お互い持ちつ持たれつ、迷惑のかからない釣りにしたいものである。ゴミお持ち帰りはデフォルトである。
この記事に関しては、多くの人にコメントを頂きたいと思う。
最後に、かの父親がこの記事を読んでくれる事を切に願う。
長文拝読に感謝。
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